ヴイエムウェアは2月13日、「VMware vSphere with Operations Management」と「VMware vSphere Data Protection Advanced」の2つの製品を発表した。
同社によると、今回発表した製品により、運用コストを最大30%削減、キャパシティの最適化により、インフラの利用率を最大40%、統合率を最大37%改善できるという。また、アプリケーションの可用性とパフォーマンスを改善することで、アプリケーションのダウンタイムを最大1/3に削減し、問題の検知・解決に要する時間を最大26%削減するほか、バックアップ ストレージの使用量を最大95%削減し、バックアップによるネットワークへの影響を最大99%低減するとしている。
VMware vSphere with Operations Managementは、仮想環境のパフォーマンス/健全性/効率性に関する情報を提供する分析機能を仮想化プラットフォームに統合した製品。仮想環境全体にわたる可視化された情報を提供することで、プロアクティブな監視、パフォーマンスの維持、可用性の改善を実現するという。同社は、VMware vSphereにより実現する運用コストの削減を約2倍にすることが可能だとしている。
一方、VMware vSphere Data Protection Advancedは、VMware vSphere向けのバックアップ ソリューション。Microsoft ExchangeやMicrosoft SQL Serverとの統合を実現している。EMC Avamarをベースに開発されており、重複排除機能、Changed Block Tracking機能、シングル ステップ リストアのフルサポートなどの特徴がある。
市場想定価格は、VMware vSphere with Operations Managementが1プロセッサあたり21万8000円~、VMware vSphere Data Protection Advancedが1プロセッサあたり13万7000円~。VMware vSphere with Operations Managementは、Standard、Enterprise、Enterprise Plusの3つのエディションが用意され、VMware vSphere Data Protection Advancedは、VMware vSphere with Operations Management Acceleration Kits(Enterprise、Enterprise Plusの各エディション)にも同梱されるほか、単体での提供も行われる。いずれも2013年第1四半期に提供開始予定。