リコーは2月13日、JR 東日本メカトロニクスが提供する交通系電子マネー対応のホールド型決済端末と連携し、交通系の非接触式IC カード「Suica」でコピー・プリントサービスの決済を行えるシステムを開発したと発表した。同社が提供する統合プリント管理システム「Ridoc IOGate」のオプションとして、大学などの教育機関や図書館を中心に、2月15日から提供開始する。
開発したシステムは、複合機・プリンタから交通系の電子マネー「Suica」を利用して出力することができるシステムで、これにより、コピーやプリントの利用料金を、「Suica」や、IC カード学生証に定期券などの交通乗車券機能を併せもった「Suica 付学生証」で支払うことが可能になる。
「Ridoc IO Gate」はリコーの統合プリント管理システムで、印刷枚数の上限設定により、用紙使用量の削減が可能なことに加え、必要なデータだけを、必要な場所で印刷できるオンデマンド印刷環境の構築もできる。
同社では今回のシステム開発とあわせて、「Ridoc IO Gate」の機能強化を行い、対応機種をこれまでのプリンタからデジタル複合機に拡張し、コピー出力の課金管理が可能になったほか、印刷枚数の上限設定や課金方法について、利用環境に応じて細かい設定ができるようになった。
価格は、「Ridoc IO Gate 交通系電子マネー課金オプション」が30万円(税別)となっている。