東芝は2月7日、リチウムイオン2次電池向けに「Battery Charging Spec. Rev.1.2」に対応する検出機能を搭載した、最大充電電流2Aのスイッチモード充電IC「TC7710WBG」を発表した。

同製品は、スマートフォン・携帯電話などのモバイル機器に接続された充電器の、「Battery Charging Spec. Rev.1.2」に規定されたUSBポートの種類を自動識別し、IC側の入力電流を充電器に応じて100/500mAなどの適切な値に制限することができる。

また、I2C制御による充電電流や電圧の変更が可能で、機器の仕様に応じた効率的な充電設定を行うことができるほか、外付けサーミスタ回路との組み合わせにより、設定温度範囲外の充電を自動的に停止し、充電時の安全性を向上させることが可能となっている。

なお、パッケージは2.5mm角の25ピンWCSP25。サンプル価格は100円。2月末よりサンプル出荷を開始し、5月に量産を開始する予定だという。

東芝のリチウムイオン2次電池向けスイッチモード充電IC「TC7710WBG」