スケールアウトは2月11日より、Web広告の統合プラットフォーム「ScaleOut Ad Platform」において、広告主サイトにアクセスする際の検索ワードでユーザーを分類してターゲティングを行えるサービス「Search eXtensionβ版」の提供を開始することを発表した。

Search eXtensionは、ユーザーが検索サイトから広告サイトにアクセスする際に入力した検索キーワードをもとに、効率的なリターゲティングを行うことができる広告サービス。

ユーザーがアクセスしたページをもとにした従来のリターゲティング手法は訪問ユーザーのニーズを把握しにくいため、ターゲティング精度を高めるのが難しいという欠点があった。例えば、一度Webサイトにアクセスしたあとすぐに別のWebサイトに移動したユーザーに対しては高い広告効果は見込めないが、従来の手法ではこのようなユーザーもターゲティング対象に含まれることになる。

Search eXtensionは、アクセス時の検索ワードをもとにターゲティングが可能で、能動的に検索を行ったユーザーのみに対象を絞ることができ、高い広告効果が見込める検索ワードを入力したユーザーに優先して配信することが可能となっている。

同サービスは2月11日からβテストを行い、その後、広告代理店に向けて順次アカウントを公開する予定。