ワーク・ライフ・バランスの重要性が協調されているが、そもそも不可能だという意見がある。Facebookには上司や同僚もいれば、大学時代の友達もいるし、私用のiPadを職場でも利用するBYODの時代、仕事と私生活の境界線はぼやける一方だ。
ワーク・ライフ・バランスにこだわることなく、全体のバランスをとると考えた方が無理がなさそうだ。OpenForumの記事「ワーク・ライフ・バランスなどというものは存在しない(原題 : There Is No Such Thing as Work-Life Balance)」にヒントになりそうなアイディアが紹介されている。
1. 優先順位に基づくTo-Doリストを作る
毎週、すべきことをリストにしよう。やったら線を引いてチェックをして、自分がしなければならないことを管理する。
火曜日までのプロジェクトがあれば、月曜日の「自由な時間」を犠牲にして火曜日の納期にそなえ、水曜日は自由な時間を増やすといったように、優先度を考えながら一週間を見通すことが大切だ。
Evernoteも強い見方になる。やらなければならないことを忘れないためのTo-Doリストとしても利用できるし、アイディアやプロジェクトをメモしておけば、PCあるいはモバイル端末とさまざまな場面で簡単にアクセスし、継続的に作業ができる。
2. 会社の協力を得る
もし会社が就業時間外にも仕事関連の作業を要求している場合、仕事とは関係ないことを就業時間中にすることを許可してもらってはいかがだろう?
仕事で結果を出しており信頼があるなら、会社も好意的なはず。就業時間を変則的にしてもらい、一週間のうち数時間は在宅勤務を認めてもらうなど相談してみてはどうだろう。
3. 時には技術から離れる
仕事が頭から離れない、何もすることがないとメールをチェックしてしまう……ひょっとすると原因は技術(端末)かもしれない。
時には意識的に、技術から遠ざかる時間を持とう。調査では米国人の約8割が仕事に関連した端末を持参、休暇中も電子メールをチェックしているという。
だが、休暇なら携帯電話を置いていく勇気も必要だ。持っていけば、気になってチェックしてしまうのがおちだ。自動返信メールを設定して、心置きなく休暇を楽しもう。自動返信があなたがいつ休暇から戻るのかを知らせてくれる。