NECディスプレイソリューションズは、フルHD(1,920×1,080)対応の業務用液晶ディスプレイの新製品として、46型の「MultiSync LCD-X462S」を2月22日から、55型の「MultiSync LCD-X552S」を4月24日から出荷すると発表した。いずれも価格はオープンで、推定市場価格は46型が22万円前後、55型が32万円前後。
MultiSync LCD-X462S / X552Sは奥行46.1mmの薄型筐体で、壁や柱へ取付けても空間デザインを損なわないデジタルサイネージを演出。質量は、46型が約20.7kg、55型が約24.5kgという軽量化を実現。また、水平置きの設置に対応し、テーブル埋め込み型や床下や天井への取付けなどの幅広い用途に対応する。
機能面としては、OPS(Open Pluggable Specification)規格準拠のSBC(Single Board Computer)を装着できるスロットを装備しており、クライアントPCを使わない省スペース&スマートなデジタルサイネージの構築が可能。10Wの高出力スピーカを内蔵し、音声付きデジタル広告の再生などにも対応する。さらに、DVI-Dの入出力端子を装備し、DVI-D端子接続のデジタル信号によるディジーチェーンが最大9面まで可能。タイルマトリックス機能と合わせて、同一信号によるマルチスクリーンも実現する。
そのほか、DVI-D / ミニD-SUB15ピン端子 / DisplayPort / HDMI端子も装備し、S-232Cを使ったマルチ接続によるリモートコントロールのほか、ネットワーク接続によるLANコントロールにも対応。周囲の明るさに合わせて輝度を自動的に調整する「AMBIENTモード」搭載、700cd/m2の高輝度、2画面表示を可能にする「デュアルピクチャー機能」搭載、電源ON/OFFを自動管理する「スケジューリング機能」搭載といった特徴を持つ。