リコーは7日、紙文書の電子化と活用を促進するクラウドベースのスキャニングサービス「RICOH Scan CX」(リコー スキャン シーエックス)を、13日から提供開始すると発表した。

「RICOH Scan CX」の概要図

同サービスは、デジタル複合機(MFP)の操作パネルでスキャン時のファイル名設定や、電子化した文書のファイル名変更作業、保存先フォルダへの仕分け作業が行えるほか、保存先やスキャン時の設定などを一元管理する仕組みをクラウド上で提供し、複数台のMFPに同じ設定を配信可能にするサービス。

ファイルの保存先は社内のPCやサーバーのほかに、クラウド上のストレージサービスを設定することができ、連携第一弾としてGoogleが提供するオンラインストレージサービス「Google Drive」へのダイレクトスキャンに対応している。

対応するMFPは、「imagio MP C5002 / C5002A / C4002 / C4002A / C3302 / C2802」となっており、利用には「VMカード」(2万円)の装着と、無償提供されるアプリケーションの導入が必要。また、設定の管理を行うクラウドサービスは、同社がビジネス向けとして提供している「start.ricoh」(スタートドットリコー)となる。出力機器1台あたりの月額利用料は1,800円(税別)。