グレープシティは、Windowsアプリケーション開発用のUIコントロールやVisual Studioのアドインツールをセットにした「PlusPak for Windows Forms 7.0J(プラスパック)」を3月13日に発売すると発表した。1開発ライセンス価格は8万4,000円。

iPadを皮切りとするモバイルデバイスの浸透や液晶パネル技術の向上により、PCモニタのディスプレイ解像度が多様化・高詳細化、モバイルデバイスでは縦横を回転できるものもあり、アプリケーションの表示環境はこれまでになく複雑な状況を迎えている。しかし、従来のWindowsフォーム開発で多く見られるようなウィンドウサイズを固定した画面では、ここまで多様化してしまった表示環境に対応できない。

グレープシティWebサイト訪問者の「ディスプレイ解像度の変化」

そこで、次期バージョンのPlusPak for Windows Formsでは、アプリケーションの画面サイズを自由自在にレイアウトできるソリューションを提供。固定レイアウトで開発した既存アプリケーションにPlusPakのレイアウトコンポーネントを追加するだけで、エンドユーザーが自由にウィンドウサイズを変更できるアプリケーションにリメイク可能。

固定レイアウトとアダプティブレイアウトの例

さらに、画面を任意の領域に分割し、拡大方向や最大サイズを領域ごとに設定するアダプティブレイアウト用のコンポーネントも収録。リサイズ時にできたスペースを有効活用するとともにアプリケーションの目的に合わせた柔軟な画面レイアウトを少ない工数で実現する。

リサイズコンポーネント

また、タブやファンクションキーといったUIコントロールや高機能ラベル、バルーンチップなどの情報表示コントロール、バーコード生成、PDF生成など数多くのコンポーネントを収録している。

日本の業務システムに求められるさまざまな要求に対応するコントロール

本製品で開発したアプリケーションの配布は無料で、Windows 8、Windows Server 2012および Visual Studio 2012などの新環境をサポートしている。