JR東日本は2月5日、東北エリアを運行する新しい列車「Tohoku Emotion」をプロデュースすることを発表した。Tohoku Emotionの運行開始は2013年秋以降の予定。当初は八戸線で、臨時列車として土日・休日やゴールデンウィーク、夏休み、年末年始を中心に、年間150日程度運行するという。

Tohoku Emotionは「乗ること自体が目的となる列車」を目指しており、「食」「アート」「景色」というテーマを前面に押し出している点が特徴となっている。

「食」については、全席レストラン空間をうたう快適なスペースで、地元の食材を積極的に用いた料理を味わうことができるという。

また、乗客の目の前で調理を行うライブキッチンでは、料理を味だけでなく視覚的に楽しむことができる。このほか、コンパートメント個室席やオープンダイニング席も設ける。

ライブキッチンのイメージ

内装には東北地方の伝統的な技術や素材が使われ、列車内はアートを感じながら美しい景色を眺められる空間になるという。

外観デザインのイメージ

外観については、列車自体をキャンバスに見立て、「食」「アート」「景色」というテーマをいかした大胆なデザインを行うとしている。

【Tohoku Emotionのプロジェクトメンバー】

  • エクステリアデザイン…KEN OKUYAMA DESIGN 奥山清行
  • インテリアデザイン…INTENTIONALLIES 鄭秀和
  • ロゴデザイン…TYCOON GRAPHICS 鈴木直之
  • イラストレーション…KOBIRI アキレス グレミンガー & 長谷部直美
  • 列車内アート…十和田市現代美術館
  • 総合プロデュース…TRANSIT GENERAL OFFICE INC. 中村貞裕 & 岡田光
  • オペレーション…日本レストランエンタプライズ