トレンドマイクロは6日、企業向けクラウド型セキュリティサービスを本格的に展開すると発表した。同社では、従来よりクラウド型セキュリティサービスを一部ご提供していたが、全世界共通ブランドとして、「Trend Micro Security as a Service」を新たに立ち上げる。
デバイス管理やWebアクセス制御を含むモバイルセキュリティ、Webゲートウェイセキュリティなど、様々なセキュリティ対策をクラウド型サービスとして順次拡充し、販売パートナーを支援する体制を整備。独自ブランドでのサービス提供の推進や、販路を拡大するといった協業を強化する。目標として2016年までに「Trend Micro Security as a Service」全体で、クラウド型セキュリティサービス市場のセキュアコンテンツ/脅威管理分野でシェア50%となる年間売上45億円を目指す。
ライセンス体系は月額課金やパートナー様の独自ブランドでのサービス提供にも対応した「Trend Micro Service Provider License」を適応し、必要な期間のみのサービス利用など、クラウド型サービスのニーズに即した料金体系を展開する。
同社は、クラウド型セキュリティサービスを拡充することで、必要な時に必要なサービスを迅速に提供し、企業セキュリティ管理者の負荷軽減を図る。また、クラウド型サービスを推進する専任部門を立ち上げ、市場ニーズに基づく製品・ビジネスを開発することで、売上成長を狙っていく。