日本マイクロソフトは2月6日、新Office(Office 2013)を2月7日より発売することを正式に発表。PCベンダーの代表を招いて発表会を開催した。なお、国内での発売に関しては、すでに、同社のブログでアナウンスされていた。

プレインストールPCについても 2月7日以降、14社のパソコン メーカーより170機種が順次発売され、現在発売されているOffice 2010搭載Windows 8パソコンを購入した場合は、「次期 Office 無償アップグレード プログラム」により、無償で入手できる。

新Officeがプリインストールされた各社のPC

2月7日より発売されるエディションは以下の通り(価格は参考価格で税別)。

●Office Personal 2013 : 29,800円
●Office Home and Business 2013 : 34,800円
●Office Professional 2013 : 59,800円
●Office Professional Academic 2013 : 28,381円

パッケージ構成は下記の図の通り。

パッケージ構成

なお、Office発売を記念した数量限定のOffice Professional 2013 アップグレード優待パッケージ(35,800円)も発売される。このバージョンには、Word、Excel、PowerPoint、OneNote、Outlook、Access、Publisherが含まれる。

「日本マイクロソフト 代表執行役 社長 樋口泰行氏

日本マイクロソフト 代表執行役 社長 樋口泰行氏は、「Windows 8は好調で、すでにワールドワイドで6,000万ライセンスが販売され、Windowsストアのアプリも1億以上ダウンロードされた。新Officeの発売は、Windows 8発売以降では最大のマイルストーンだ。新しいOfficeはWindows 8に最適化されており、互いに相乗効果をもたらし、タブレットやスマートフォンなど、どんなデバイスにも作業環境がマッチする。また、SkyDriveやSNSに対応したことで、クラウド環境での協同作業もでき、今の時代にマッチしている」と述べた。

そして、日本マイクロソフト 業務執行役員 ロアン・カン氏は、新しいOfficeの新機能を説明。タッチやSkyDrive、facebookへの対応、Excelのオートフィルやおすすめグラフ、PowerPointの発表者ビューなどを紹介した。

日本マイクロソフト 業務執行役員 ロアン・カン氏は、新Officeはシンプルな操作が特徴で、クラウド対応でいつでもどこでもデータにアクセスが可能になり、ユーザーの自由な時間を増やすことが可能になるとアピールした

新Officeはタッチ操作に対応。リボンインタフェースもタッチ操作の場合は操作しやすいよう大きく表示される

Excelのデータから最適なグラフの形式を提案する「おすすめグラフ」

Excelのオートフィル。このようにセルのデータを結合する場合、これまでは計算式を入力することが必要だったが、新Officeでは、上の行の入力状態を自動で判断する

現在投影しているスライドのほか、次のスライド、経過時間、ポインタ機能も搭載した発表者ビュー

SkyDriveへの直接保存や共有も可能に

facebookへの直接投稿も可能

発表会では、NEC、ソニー、東芝、富士通の国内PCベンダーが新Officeへの期待を述べた(右からロアン・カン氏、富士通 執行役員常務 大谷信雄氏、東芝 デジタルプロダクツ&サービス社 DS 第一事業部 事業部長 長嶋忠浩氏、樋口社長、ソニー 業務執行役員 SVP VAIO&Mobile事業本部 本部長 赤羽良助氏、NEC パーソナルコンピュータ 代表取締役社長 高塚栄氏、日本マイクロソフト 執行役 コンシューマー&パートナーグループ オフィスプレインストール事業統括本部長 宗像淳氏)