リコーは、「Satelio A650V」(2011年3月発売)の後継機種で、毎分135枚の高速印刷を実現デジタル孔版印刷機の新製品「RICOH DD 6650P」を2月20日に発売すると発表した。価格は140万円(税別)。

デジタル孔版印刷機「RICOH DD 6650P」(オプション装着)

新製品は、従来機ではA3印刷時は毎分120枚だったが、新製品では135枚に対応。製版時間も、19秒から18秒に短縮し、製版から印刷までトータルで生産性を向上する。

読み取り/書き込みともに600dpiの解像度を実現。リコー独自の画像処理技術により、小さな文字や細線もハッキリと見やすく再現。さらに、独自に開発した、インキを均等に拡散させる3層構造のサテリオマスターの採用により、写真部分のなめらかな再現性やベタ部分の均一性を向上する。また、印刷品質の信頼性を向上する各種機構(「ペーパークランプ搬送」、「エアー排紙機能」、「重送検知機能」)を搭載。

部品の一部に、100%鉄スクラップを原料とする電炉鋼板やバイオマス資源を原料とする植物由来プラスチックを採用するなど、地球から新たに採取する資源の削減に取り組んだ。 さらに、カラーやフォルムなど従来機からのデザインを一新し、グレーを基調とするモノトーンカラーを採用。オフィス空間で存在感を示しつつも、さまざまな環境にフィットするデザインを実現した。

新製品は「Satelio A460/460F」(2006年5月発売)の後継機種としても位置づけており、複写・軽印刷業などの印刷専門市場から、一般オフィス、官公庁、文教市場を中心に拡販していく。