経済産業省は2月4日、演習用模擬システムを用いた電力 / ガス / ビル分野のサイバーセキュリティ演習を実施することを発表した。

今回の演習は、重要インフラや工場プラントなどの制御システムを狙うサイバー攻撃への対応を強化するためのもの。電力 / ガス / ビルの3分野について民間企業の協力を得て、演習用模擬システムを用いてサイバーセキュリティ演習を行い、ウイルス感染や不正アクセス、設備の稼動停止などが発生した場合の課題を検証する。

実施日程は電力分野が3月12日、ガス分野が2月5日から15日、ビル分野が2月25日。

経産省は今回の演習で得られたデータをもとに、宮城県多賀城市に構築中の東北多賀城技術センターを中心として、より安全な制御技術の研究開発などに対する取り組みを続けていくとしている。