モリサワは4日、2011年9月にリリースした明朝体「黎ミングラデーションファミリー」が、世界で最もグリフ数の多い書体ファミリーとしてギネス世界記録に認定されたと発表した。
「黎ミン」は、34のウエイトからなるグラデーションファミリーを構成する明朝体。すべてのウエイトで文字セットが「Adobe-Japan1-6」(2万3,058文字)に対応したことで収録文字数(グリフ数)が合計70万文字を超えたため、ギネス記録に挑戦したとのこと。今回記録として認定されたのは、ウエイト間で共通したグリフや重複するものを除いた74万8,811文字で、書体に関するギネス記録は世界初という。
同社では、このギネス世界記録認定を記念して、日本印刷技術協会(JAGAT)主催で2月6日~8日に東京・池袋のサンシャインシティで開催される印刷・メディア業界のコンベンション『page2013』において「黎ミングラデーションファミリー」を紹介するほか、同社Webサイトの特集ページで黎ミンについて解説する。