富士ゼロックスは2月1日、印刷会社やサービスビューロー、データセンターといったプリントサービス提供企業向けに、カラー・オンデマンド・パブリッシング・システム「Xerox iGen 150 Press」を発売した。
「Xerox iGen 150 Press」は、同社カラープロダクション分野におけるゼログラフィー方式の最高速機種として新たに投入されたもので、2009年に発売された「Xerox iGen4 Press」の上位機種にあたる。従来機に比べてプリントスピードの高速化を図り、A4サイズでカラー・モノクロともに137ページ/分、さらに最大用紙(364x660mm)に3面付けすることで150ページ/分を実現した。
プリント画質も向上しており、同社のVCSEL技術を採用することで 2,400x2,400dpiの出力解像度を実現。さらに、光沢の均一性を最適化する「マットトナー」の利用によって、オフセット印刷に迫るプリント画質が再現可能となった。また、カラー品質の自動調整機能の改良に加え、機器の稼働状況をインターネット経由で監視する「プロダクションリモートサービス」を提供することで、オペレーターの効率化とプリント作業の自動化も可能にするという。
なお、プリンター本体、外付けコントローラー、22.5インチトレイ、26インチトレイ、26インチスタッカーを接続した場合の標準価格は9,800万円(税別)となっている。