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Java EE及びGlashFishのエバンジェリストであるReza Rahman氏は31日(米国時間)、Java EE 7に実装予定だった「JCache」の対応を見送ると伝えている。JCacheはJava用に開発されているキャッシングAPI。Javaオブジェクトをメモリ内にキャッシュさせ制御する機能を提供する。JCPにて「JSR 107: JCACHE - Java Temporary Caching API」として提案されている。
Rahman氏によるとJCacheの作業が遅れており、Java EE 7の公開に間に合わないために今回の経緯に至ったとしている。Java EE7へのJCacheの導入は多くのコミュニティが支持を表明しており、Javaユーザにとって残念な結果となったといえる。同氏は、Java EE 7にはWebSocket、JMS 2、JAX-RS 2、JSON-P、JavaBatchといった数多くの重要な機能が盛り込まれているとし、JCacheがJava EE 8の優れた機能候補の一つとなることを期待したいとしている。
なお、JCacheの共同仕様リードであるBrian Oliverも同日に現状を報告しており、Java EE 7の有無に関わらずできるだけ早く作業を完了させたい意向を示している。