Facebookユーザーのアカウントをハッキングして、数百名の女性にヌードになるように強制し、Skypeを通じてその様子を見ていたとされるカリフォルニア州の27歳の男がFBIに逮捕された。ソフォスでは、この事件を取り上げ、改めて脅威からPCを保護することの重要性を喚起している。
米 司法省の発表によると、被疑者は被害者の電子メールやFacebookのアカウントを乗っ取ってパスワードを変更し、ヌードやセミヌードの写真を検索していたという。また、被疑者はパスワード、友人の名前、その他の個人情報など、被害者に関するさまざまな情報を盗み出していたとみられている。
この男性は女性の友人を装って話しかけて相手を信頼させた後に、Webカメラの前で服を脱ぐように指示。また、要求に従わない何人かの女性に対しては、Facebookにヌード写真を投稿すると脅迫していたという。
FBIは、不正に撮影・入手したと思われる約3000枚の写真を被疑者のコンピュータから押収しており、今回の件で350人の女性が被害を受けたとみている。
ソフォスではこのようなWebカメラを使用した過去の事件に触れ、「ハッカーがWebカメラを悪用し、若い女性を監視し、ヌードにさせたり性的な行為を強要するという事件は古くから多く発生している」として、「マルウェア対策ソフトウェア、セキュリティパッチおよびファイアウォールを使用して、最新の脅威からPCを常に保護すること」が重要だとしている。