ルーヴル美術館と大日本印刷(以下、DNP)は、美術展「古代ギリシアの名作をめぐって ―― 人 神々 英雄」を開催する。会期は2月1日~9月1日、開館時間は金曜の18:00~21:00、土・日曜の10:00~18:00。観覧は無料。

鑑賞システム「男性の裸像 完璧を求めて」(左)、「シュンポジオンへようこそ」(右)

同展は、新たな美術鑑賞を探求する共同プロジェクト「ルーヴル - DNP ミュージアムラボ」第2期の最終展示として行われるもの。ルーヴル美術館収蔵の古代ギリシア陶器の傑作「アンタイオスのクラテル」をはじめ、4点の所蔵作品を展示。鑑賞者のポーズをリアルタイムに反映するCGを用いた「男性の裸像 完璧を求めて」など、DNPが独自に開発した鑑賞システムによって、古代ギリシア美術のキーポイントの理解を促す体験型の展示も行われる。

また、この展覧会に際して開発した鑑賞システムのうち3点が、2014年6月よりパリ・ルーヴル美術館の古代ギリシア・エトルリア・ローマ美術部門の展示室に設置される予定。その中には、ミロのヴィーナスの展示室も含まれる。

なお、同展は完全予約制。手続きは同展のWebサイトより行うことができる。