米Facebookが1月30日(現地時間)に発表した2012年第4四半期(10-12月)決算は、売上高が15億8500万ドル(前年同期比40%増)、全体の84%に相当する13億3000万ドル(同41%増)が広告収入だった。また広告収入に占めるモバイルの割合が前期の14%から23%に拡大。CEOのMark Zuckerberg氏は「2012年に当社は10億人以上を結び、そしてモバイルの会社になった」とコメントした。
10-12月期の純利益は6400万ドルで前年同期比79%減、1株利益は0.03ドル。大幅減益は株式上場に伴う一時的な費用が影響したためで、非GAAPベースの数字は4億2600万ドル(1株利益0.17ドル)で同18%増と増益である。2012年12月末時点の月間アクティブユーザー数(MAU)は10億6000万人 (前期同期比25%増)、モバイルMAUは6億8000万人 (同57%増)。パソコン向けよりも単価が安いモバイル向け広告へのシフトでGoogleは収益の伸びを鈍らせたが、Facebookはモバイルを追い風としている。