SCSKは、同社開発のERPパッケージ「ProActive E2」とプライマルが開発・提供する連結会計システム「Conglue(コングルー)」との製品連携を強化すると発表した。

ERPパッケージ「ProActive E2」システム構成イメージ

以前から、「ProActive E2」と「Conglue」とは、会計データの疎結合での連携を実現していたが、「個社決算データ集計業務負荷のさらなる軽減」や「連結財務諸表から個社の財務諸表までのトレーサビリティの実現」に対する顧客ニーズの高まりに応えるため、今回の製品連携の強化に至ったいう。

今回の強化では、業務負荷の軽減による連結決算業務の円滑な遂行を実現するため、新たに「ProActive E2」が管理する会社別の仕訳伝票明細データを「Conglue」へダイレクトにデータ連携する。この連携により、グループ各社からの決算情報収集期間の短縮と業務効率改善を図ることができ、ダイレクトな会計データの連携を実現、国際財務報告基準(IFRS)対応をはじめとする、連結決算における業務の効率化と決算早期化を支援する。

「Conglue」連結精算表+仕分けリスト

「Conglue」内部取引マトリックス突合+突合結果詳細

また、将来的には、連結財務諸表からグループ各社の仕訳伝票明細までをトレースできる「ドリルスルー機能」の実現を予定しており、連結財務諸表上の会計情報の正当性の確認など、根拠となる明細情報までの容易なトレースを目指す。