アシストは1月28日、内部統制評価支援ツール「監査れポータル」に、勤怠の実態把握が可能な評価項目(評価カテゴリ)を新たに追加し、「勤怠管理カテゴリ」を加えた「監査れポータル Standard Edition」と「勤怠管理カテゴリ」に特化した廉価版「監査れポータル勤怠Edition」の2つのエディションを用意し、販売を開始すると発表した。
価格は、「監査れポータル Standard Edition」が750万円(税別)、「監査れポータル勤怠Edition」が300万円(税別)
アシストでは、内部統制対応業務の効率化とコスト最適化へのニーズの高まりに対応するため、2007年5月より、様々なシステムから出力される多種多様なログ情報をもとに IT全般統制の遵守状況を自動的に評価、報告するツール「監査れポータル」を提供してきた。
同ツールでは、顧客企業がすぐに利用開始できるように、重要システムの利用、重要システム変更、重要データへのアクセス、特権ユーザIDの利用、データの社外持ち出し、アカウント管理という6つの評価カテゴリをあらかじめ用意していることに加え、ニーズに応じて機能を選択できるように「Standard Edition」、「Basic Edition」、申請書類との突き合わせに特化した「突合Edition」という3つのエディションで提供している。
アシストでは「監査れポータル」に新たに「勤怠管理カテゴリ」を追加することで、これまで把握が難しかった勤務実態を、PCや特定のアプリケーションへのログイン、ログアウトといった操作ログを基に「時間外労働ポリシー(あらかじめ設定した所定労働時間以外のPC利用を確認することで、時間外労働をチェック)」、「サービス残業ポリシー(勤怠管理データとPCの操作ログ・データとを突き合わせる機能)」の2つのポリシーにて把握できるようにした。
「勤怠管理カテゴリ」の追加により、勤務表やシステム上の勤務状況と、実際の勤務状況の照合が実現できるだけでなく、コンプライアンスの強化や最適な人員配置を検討する際のデータとして活用することが可能になる。