東京都港区・国立新美術館で「アーティスト・ファイル2013」展を開催

国立新美術館は、展覧会「アーティスト・ファイル2013－現代の作家たち」を開催する。開催日程は1月23日～4月1日。開館時間は10:00～18:00(金曜日は20:00まで)。会場は同館 企画展示室2E。入場料は一般は1,000円、大学生は500円、高校生以下は無料。

「アーティスト・ファイル」は、国立新美術館が開館以来取り組んできた、現代美術の展覧会プロジェクト。特定のテーマを設けずに、同館の学芸スタッフが推薦する作家の中から数名を選出し、個展形式で紹介。通算5回目となる今回の展示には、海外作家3名を含む8名の作家(ダレン・アーモンド、東亭順、ヂョン・ヨンドゥ、利部志穂、國安孝昌、ナリニ・マラニ、中澤英明、志賀理江子)が参加する。

また、出品作家8名のうち6名が、同展にて新作を発表。東亭順と利部志穂、國安孝昌は、広い展示スペースを生かした大規模なインスタレーションを展開する。中澤英明は同展のために、30点余りの新作の絵画を制作。志賀理江子は、11月に仙台で発表した写真作品を、ナリニ・マラニはドイツの大規模な現代美術グループ展「ドクメンタ13」の出品作の映像作品を展示する。

なお、同展は作品展示だけでなく、出品作家に関する情報のファイリングも重要な目的のひとつとなっている。展覧会カタログは作家ごとに8冊の図録で構成され、カラー図版とともに詳細な略歴と文献目録、および解説エッセイを収録。それとは別に、展示の状況を掲載した記録集も会期半ばに出版する。作家に関する情報は将来にわたって収集されており、これまでに40名の作家の情報がアーカイブ化されている。