富士ゼロックスは1月22日、Googleのパブリッククラウドストレージサービス「Google Drive」と、同社のデジタル複合機を連携させる無料ソフトウェア「Print & Scan for Google Drive」ならびにソフトウェアの動作に必要となるオプション商品「カスタマイズ拡張キット」の提供を、1月31日より開始すると発表した。
「Print & Scan for Google Drive」は、複合機の操作パネル上から「Google Drive」に格納された文書の印刷を指示したり、スキャナーで読み込んだ文書を直接アップロードしたり、受信ファクス文書を自動アップロードできるソフトウェア。
主な機能として、プリント機能では、複合機の操作パネルで「Google Drive」に保存されているDocuWorks文書、PDF文書、JPEG、Googleドキュメントをダウンロードし、印刷できる。また、カラーモード指定や、両面印刷、まとめて1枚印刷なども設定が可能。
スキャン機能では、複合機で読み込んだスキャン文書をパソコンに保存することなく、直接「Google Drive」にアップロードできる。
自動アップロード機能では、複合機の親展ボックスに入ったファクス受信文書やスキャン文書を「Google Drive」上にあらかじめ設定したコレクション(フォルダー)に自動的にアップロードできる。
価格は、「Print & Scan for Google Drive」は無料で、「カスタマイズ拡張キット」は5,000円(税別)となっている。
なお、対応複合機は、カラー複合機が「ApeosPort-IV C5575/C4475/C3375/C2275」、「DocuCentre-IV C5575/C4475/C3375/C2275」、「DocuCentre-IV C2263」で、モノクロ複合機が「ApeosPort-IV 7080/6080/5080」、「DocuCentre-IV 7080/6080/5080」、「ApeosPort-IV 4070/3070」、「DocuCentre-IV 4070/3070」。
同社ではすでに、同社のクラウドサービス「Working Folder」との連携は実現している。