アドビ システムズはこのほど、米国で実施したモバイルショッピングに関する意識調査の結果を発表した。同調査はスマートフォンやタブレット端末を所有する18~54歳の1003名を対象に、オンラインで実施されたもの。

今回の調査では、所有している端末で商品やサービスを購入すると答えた人の割合は、スマートフォンユーザーで28%、タブレット端末ユーザーで55%となっており、端末によって大きな差が出る結果となっている。

ショッピングアプリやカタログアプリの利用者数は、いずれの端末においても増加している。モバイルショッピング利用者のうち、1年以内にショッピングアプリを使って買い物をする可能性があると回答した人は、スマートフォンユーザーで56%、タブレットユーザーで60%となっている。

また同調査では、ショッピングアプリやカタログアプリの利用者数が、モバイルブラウザの利用者数に追いついてきていることも明らかになったとしている。モバイルショッピング利用者のうち、約半数はモバイルブラウザの代替ツールとしてショッピング系専用アプリの利用に関心を示しているという。

アプリやデジタルカタログに関心があると答えたスマートフォンユーザーの多くは、その理由として、モバイルブラウザの速度の遅さや、アプリの使いやすさを挙げている。