「VOCA展」実行委員会は、「VOCA展2013 現代美術の展望 - 新しい平面の作家たち」を開催する。会期は3月15日~3月30日。開館時間は10:00~18:00(入場は閉館30分前まで)。会場は上野の森美術館。入場料は一般・大学生が500円。高校生以下は無料。

2013年 VOCA賞「あの日の眠りは確かに熱を帯びていた」(鈴木紗也香さん)

同展は、現代アートの平面作品の領域で、国際的に通用するような将来性のある若い作家の支援を目的として、1994年より毎年開催されているもの。全国の美術館学芸員やジャーナリスト、研究者から選ばれた推薦委員が各々40歳以下の作家1名を推薦し、推薦された作家が同展に作品を出品する。会期中は作品展示のほか、記念シンポジウム「VOCAと現代美術の20年」(3月14日 15:00~17:00)などの関連イベントを開催する。

また、「VOCA展2013」にてグランプリに選ばれたのは、多摩美術大学の鈴木紗也香さんの油彩作品「あの日の眠りは確かに熱を帯びていた」。そのほか、VOCA奨励賞には柴田麻衣さん、平子雄一さん、佳作賞には大崎のぶゆきさん、吉田晋之介さん、大原美術館賞には佐藤翠さんが選ばれた。

なお、同展に出品し、受賞した経験のある有名作家は、福田美蘭(1994年 VOCA賞)、やなぎみわ(1999年 VOCA賞)、蜷川実花(2006年 大原美術館賞)、清川あさみ(2010年 佳作賞)といった面々となっている。