総務省は16日、ICTを活用した街づくりを行う「ICT街づくり推進会議」の第1回会合を行った。ICT街づくり推進事業を実施している千葉県柏市、愛知県豊田市、東京都三鷹市、長野県塩尻市、静岡県袋井市の5つの都市がICTを活用した街づくりプロジェクトを立ち上げ、それぞれの地域に根ざした問題などを解決していく。

柴山総務副大臣

同会議で、柴山総務副大臣は「総務省以外の関係機関とも連携していきながらプロジェクトを進めていきたい」として、選ばれた5つの市が抱える問題点などを解決し、プロジェクトを成功できるようにフォローしていく姿勢を示した。

5つの市が行っているプロジェクトは次の通り。

  • 千葉県柏市 : 「柏の葉スマートシティにおけるエネルギー・健康・防災の共通統合プラットフォームの構築」
  • 愛知県豊田市 : 「平常時の利便性と急病・災害時の安全性を提供する市民参加型ICTスマートタウン」
  • 東京都三鷹市 : 「三鷹市コミュニティ創生プロジェクト」
  • 長野県塩尻市 : 「センサーネットワークネットワークによる減災情報提供事業」
  • 静岡県袋井市 : 「災害時支援物資供給昨日を兼ね備えた6次産業化コマース基盤構築事業」

それぞれのプロジェクトは現在、システム開発やプロジェクトに協力してくれる市民との調整を行っている段階だが、2013年3月を一つの目処にし、プロジェクトの進捗などを今後も報告していく。また、2013年4月以降も持続可能な取り組みとしてICTを活用した街づくりに活かしていくとしている。