キヤノンは、大判インクジェットプリンタ「imagePROGRAF」シリーズの新製品として4機種を発売する。発売日は1月21日。各製品の価格は、CADやGIS図面向けの「imagePROGRAF iPF765」が64万8,000円、iPF765と同じ用途の「imagePROGRAF iPF760」が39万8,000円、学校の掲示物向け「imagePROGRAF iPF750 School」がオープン価格、流通/小売業向け「imagePROGRAF iPF750 Poster」が39万8,000円となっている。

imagePROGRAF iPF756/iPF760

同製品群は、いずれの製品もA0ノビ(36インチ)用紙サイズに対応した5色モデル。A0サイズを約46秒で高速出力でき、印刷中でも交換可能なインクタンクを採用している。

また、同製品群には新開発のファイル出力・共有ソフト「imagePROGRAF Direct Print & Share(DPS)」が用意されている。印刷したいファイルをパソコン上で開く際、専用のアプリケーションやプリンタドライバを起動しなくても、同ソフトのプレビュー画面で内容を確認し、容易に印刷することが可能だという。同ソフトを使ってクラウドサービス(2013年1月現在はGoogle Driveに対応)上にファイルをアップロード/ダウンロードし、遠隔地や複数拠点の建築、設計会社などとファイルを共有することもできる。

ファイル出力・共有ソフト「imagePROGRAF Direct Print & Share」ワークフロー

加えて、「管理者モード」のセキュリティーが強化され、ネットワーク環境でのプリンターの不正使用や情報漏えいの防止など、情報セキュリティーの管理・運用を強力にサポートするとしている。

なお、「iPF750 School」には、ポスター作成ソフト「PosterArtist Lite」と、130点のテンプレートと520点のイラストを収録したコンテンツCDが付属。また、「iPF750 Poster」には業種別に用意された約250点のテンプレートや約1,600点以上の写真素材、クリップアートが収録されたポスター作成ソフトウエア「PosterArtist」が同梱される。