米Googleは1月14日、非営利組織のGoogle.orgがエネルギー団体The Energy Foundationに265万ドルを寄贈したことを発表した。エネルギー利用の効率化に向けて新しい規制が必要と説明している。
Energy Foundationは持続性のあるエネルギーに向けて、エネルギー利用の効率化と再生可能エネルギーを促進する団体。現在、米国と中国の2国にフォーカスしており、ClimateWorks Foundation、Eric Schmidt氏の慈善団体Schmidt Family Foundationなど多数の団体と提携している。
スマートメーターやプログラム可能なサーモスタット(温度制御装置)などが登場しているが、エネルギーの提供という点では古い時代の規制がいまだに利用されている、とGoogleは問題点を指摘している。Energy Foundationへの寄贈により、よりインテリジェントなエネルギー利用につながるような規制の変更を支援する。
具体的には、スマートな電気料金体系、電力市場へのアクセス、自分のデータにアクセスできるオープンなポリシーの3つで、電気料金の安いときに利用する(効率のよい利用)ことやオンサイトでのエネルギー生成などが可能になることを求めている。
新しい規制を設けることで、消費者は賢くエネルギーを選択するようになり、電力グリッドをリアルタイムで管理できるという。