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Red Hatは1月8日(米国時間)、Red Hat Enterprise Linux 5系の最新版となる「Red Hat Enterprise Linux 5.9」を公開した。RHEL 5.9はマイナーリリースだが、ハードウェアやセキュリティ、開発者向けツール、仮想化など様々な機能強化や新機能の追加が実施されている。
RHEL 5.9の主な特徴は次のとおり。
- Mellanox ConnectX-3やHP Smart Arrayコントローラなどハードウェアサポートを強化
- PAMに新たなパスワードチェックオプションやM2CryptoにIPv6のサポートを追加
- OpenJDK6のサポートに加え、OpenJDK7をサポート
- Microsoft Hyper-Vに準仮想化デバイスサポートやRHELゲストインストールを統合
- rsyslog5やSamba 3.6など様々なパッケージを更新
- RHN ClassicからSAMへの移行などサブスクリプションマネージャを強化
また、5.9から5系のサポートサービスが運用フェーズ2となったことを報告している。RHELでは各メジャーリリースごとに運用フェーズを設定し、各フェーズごとにサポートサービスを提供している。5系のサポート期限は10年となっており、登場から6年目に突入したことで運用フェーズが1から2に移行されている。運用フェーズ2となったことでセキュリティ対応やバグ修正などのサービスは継続されるもののソフトウェアの機能拡張や更新インストールイメージの提供が行われなくなる。