伊藤忠テクノソリューションズ(以下、CTC)は1月9日、社内の経営情報分析システムとして「Microsoft SQL Server 2008 R2(以下、SQL Server 2008 R2)」を採用したと発表した。
CTCでは、変化の速いシステムインテグレーションビジネスにおいて競争力を強化するために、膨大なデータを収集・分析・提供することで業務状況をリアルタイムに把握し、より迅速に経営判断や施策が打ち出せるよう、新しいBIシステムが求められていた。
複数のBI製品を比較検討した結果、コストパフォーマンスが高く、誰もが利用しやすい操作性を備えていること、ビジネスモデルやユーザーの要望に合わせた柔軟なカスタマイズが可能であることなどの理由から本システムの採用を決定。
社内からの要望を実現するべく、SQL Server 2008 R2による新たなBIシステム「MI-Cube」を導入し、「ユーザーが欲しいデータを、欲しいときに引き出せるBIシステム」を実現した。
同社は、システムの導入にあたり、予め検証済みのデータウェアハウス構成である「Microsoft SQL Server Fast Track Data Warehouse」を活用することで、省コストで効率的な移行を実現するとともに、1,700ユーザーが利用するBI環境の構築により、各種業務データ抽出のスピードアップや、データ分析と活用におけるレスポンスと作業効率の向上、自社の情報活用基盤の強化を実現した。
CTCでは、今後も「Microsoft SQL Server 2012」へのアップグレードや、「Microsoft SharePoint Server」との連携による「データの見える化」の強化など、マイクロソフトテクノロジを活用したBI環境の拡充に取り組んでいくという。