TIOBE Programming Community Index

TIOBE Softwareから、2013年1月のTIOBE Programming Community Index (PCI)が公開された。また、2012年のTIOBEプログラミング言語アワードもあわせて発表している。

TIOBE PCIは、複数の検索エンジンの検索結果から、対象となるプログラミング言語がどれだけ話題になっているかをインデックス化したもの。2013年1月におけるインデックスは次のとおり。

プログラミング言語 インデックス 備考
1 C 17.855 10ヶ月連続1位
2 Java 17.417 減少
3 Objective-C 10.283 減少
4 C++ 9.140
5 C# 6.196 増加
6 PHP 5.546
7 (Visual)Basic 4.749
8 Python 4.173
9 Perl 2.264
10 JavaScript 1.976 11位から10位へ
11 Ruby 1.775 10位から11位へ
12 Visual Basic .NET 1.043

TIOBEプログラミング言語アワードは、その年にTIOBE Programming Community Index(PCI)値をもっとも増やした言語に贈られる賞で、2012年の受賞は、3.37%の増加を見せた「Objective-C」となった。Objective-Cは昨年も同賞を獲得しており、人気の高さが続いていることが見て取れる。

Objective-C以外ではC++が1.09%、Pythonが0.96%の増加を見せている。逆にこの一年でもっともインデックスを下げたのがC#となっている。C#は2.57%も減少しており、前年同月時で3位だったのが5位まで後退している。

1月の調査では、下位の一部のプログラミング言語が入れ替わった程度で上位の順位に変動は見られなかった。ただし、上昇傾向にあったJavaとObjective-Cのインデックス値が下がっている。特に受賞したObjective-Cは2011年2月以来の大幅な減少となっており、次月におけるインデックス値の動向に注目しておきたいところといえる。