宇宙航空研究開発機構(JAXA)は1月9日、2010年に小惑星探査機「はやぶさ」が地球に持ち帰った小惑星「イトカワ」のサンプル(微粒子)について、第2回目となる国際研究公募(国際AO)を同日より開始したことを発表した。

同公募の目的は以下の2つ。

  • 世界の研究者から研究提案を募り、研究成果が期待できる研究者にサンプルを提供することで、「はやぶさ」プロジェクトの科学的成果の最大化を図る
  • 世界の研究者にサンプルを提供することにより、世界の惑星科学の発展に貢献する

すでにJAXAでは用意した専用のWebサイトにて応募に関する仔細などを提示しており、その応募内容については、国内外の有識者により構成された「第2回『はやぶさ』サンプル国際AO委員会」において審査が行われ、優れた研究と認められたものに対してサンプルが提供されるとしている。

なお、今回の公募スケジュールは以下の通りが予定されている。

  • 国際公募の発出:2013年1月9日
  • 研究提案の受付開始:2013年2月12日
  • 応募締切:2013年3月9日24:00(15:00世界時)
  • 審査結果の発表:2013年5月中旬~6月中旬

イトカワの微粒子 (C)JAXA