2013年もすでに10日目を迎えようとしている。今年「新年の抱負」を立てた人、経過はどうだろうか? ひょっとすると、もうギブアップという人もいるかもしれない。

今回は、抱負と願望の違いについて分析し、抱負を実際に現実のものにするためのポイントを挙げるTime Management Ninjaに掲載された記事「新年の決意が間違っている(原題 : 10 Things Wrong With Your New Year's Resolutions)」を紹介したい。

資格試験に合格する、ライバルに勝つ、昇給、禁煙、転職、結婚…初詣で手を合わせた際に浮かんだ決意はさまざまだろう。

米国でも"New Year's Resolution"といって新年の抱負(決意)を立てる習慣があるが、8割以上が2カ月もしないうちに挫折しているという(最初の1カ月で60%)。

記事ではまず、その抱負は「決意なのか願望なのか」と問う。あり得ない(実現不可能)こと、自分の力では及ばないことを「決意」としてしまうと無理が出てくる。奇跡が起こるのを待つのであれば、新年の決意とすべきではない。このように、非現実的な期待は挫折を招く。

実現可能な抱負を設定したら、「努力」を伴うことを忘れずに。そんなことはわかっていると思っていても、禁煙を目標にしたのなら、当然タバコに手を出さないし、勧められても断る努力が必要だ。体重を落とすダイエットを決意した人なら甘いものの誘惑に勝つ努力をしなければならない。そう、簡単ではないのだ。願うだけならば、決意とはいえない。

記事では、新年の決意が実現しない理由として以下を挙げている。

  • 決意が多すぎる
  • 決意を実行に移す資金、時間がない、努力できない
  • 決意に柔軟性がない(状況に応じて軌道修正できるものを!)
  • 今現在、実現に向けたアクションを起こしていない(「明日から」ではなく、今日から実現に向けた努力を)
  • 情報不足(たとえば「転職」を決意としたいのなら、実現に必要な情報を揃えておくべきだ。必要な情報や材料がないのに、先に決意を立てるのはよくない)
  • 自分で決める(他人があなたに望むことを決意にしない)
  • 失敗したくない
  • 口だけで行動に移すつもりはない

これらを反面教師に、抱負を見つめ直して実現へのアプローチを練ってはいかがだろうか? そして、ぜひとも数少ない実行組を目指して努力していただきたい。