Maxim Integratedは、携帯型のバッテリ駆動アプリケーション向けリチウムイオンバッテリ用低電力残量ゲージ「MAX17048」を開発、サンプル出荷を開始したことを発表した。
同製品は競合デバイスと比べて1/4となる23μAの消費電流で動作するバッテリ残量ゲージで、マイクロパワーハイバーネートモードであれば、さらに低消費電力の4μAで動作を継続することが可能になるとしている。
また、ModelGaugeアルゴリズムを採用することで、クーロンカウント式残量ゲージで必要となる電流検出抵抗などを不要にできるほか、必要とする外付けコンデンサも1つで済むため、設計を簡素化でき、システムの実装面積を競合デバイス比で1/3とすることが可能となるという。
さらに、同製品の機能は同社のパワーSoCにも搭載されているため、より複雑なシステム設計に対しても容易にアップグレードすることが可能だ。
なお、同製品はすでに提供を開始しており、パッケージは8ピンWLPパッケージ(0.9mm×1.7mm)もしくは8ピンTDFNパッケージ(2mm×2mm)、単価は約1.12ドル(1000個以上)からとなっている。