2012年に発表された、著名デザイナーらが手がけたロゴデザインや、企業のシンボルロゴなどをまとめて紹介する。

マイクロソフトのブランドロゴ

2012年8月、米マイクロソフトはブランドロゴマークを25年ぶりに変更した。リニューアルロゴは、左側のシンボルマークと右側のロゴタイポによって構成されている。ロゴタイポに使われているフォントは、同社の製品にも使われている「Segoe」。カラフルなシンボルマークは、同社の製品の多様さを表しているという。

「第16回文化庁メディア芸術祭」ロゴ

2012年12月に受賞作品が発表された、第16回文化庁メディア芸術祭。そのシンボルロゴは、デザイナーの佐藤卓が手がけた。円と線で構成されたシンプルな構成について、「円と線の関係は時と場合によって変化し、そして、人々に新鮮な驚きを与える表現と、メディアの変容によって生み出される創造性というメディア芸術の可能性を表している」と解説されている。

「国立新美術館」開館5周年ロゴ

「国立新美術館」の開館5周年シンボルマークとなるロゴは、同施設のオリジナルロゴを手がけた佐藤可士和が引き続き手がけたもの。このシンボルマークについて、佐藤は「(同施設が)美術と人、美術と地域との関わりの新しいあり方を提示する存在となったことをとても嬉しく思うと同時に、今後も新たな可能性に向かって進化し続けてほしいという願いを込めて、5周年記念のロゴをデザインしています。」といったコメントを寄せている。

「水と土の芸術祭」ロゴ

2012年7月14日~12月24日まで開催されていた、新潟市内全域を舞台としたアートイベント「水と土の芸術祭」のロゴは、アートディレクター・森本千絵が手がけたもの。水や土にささえられてできた土地の文化をアートの力で国内外に発信することを目的とした芸術祭らしい、手描きテイストのデザインとなっている。

ニコニコ超会議の公募ロゴ

最後に紹介するのは、2013年4月27日、28日に開催されることが決定している動画配信サービス「niconico」のイベント「ニコニコ超会議2」のロゴ。このデザインは公募作品の中から、「ニコニコ生放送」視聴者のリアルタイム投票で決定された。イベント同様、このサービスならではのスピード感とユーザーとの距離感の近さが表されているものといえそうだ。