2013年の年頭にあたり、日本テラデータ 代表取締役社長 吉川幸彦氏は、以下の年頭所感を発表した。

新年あけましておめでとうございます。旧年中は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申し上げます。

昨年は、欧米で先行していたビッグデータ活用の検討や利用が日本の先進企業でも進み始め、従来にも増してデータ活用の重要性を身近に感じた一年だったと思います。

ITコストの削減は引き続き求められており、本年は、資産であるデータを最大限に活用し、分析した結果を経営上の施策に生かすサイクルをさらにスピーディーに回すことが求められるでしょう。

弊社では昨年、ビッグデータを簡易に分析できるプラットフォーム製品の提供を開始し、いままで難しかったビッグデータの分析を、一部の技術者だけでなくビジネスユーザーの方々も実行できるようにしました。

本年は、ビッグデータと従来のデータウェアハウス内に保持するデータを有機的に連携させ、効率良く総合的に、しかも容易に分析できるよう、一元化されたデータ分析環境をご提供してまいります。

これにより、新たなデータ活用の方法として、製造業における販売、サービスなど既存データと、生産ラインで発生するセンサーデータの両方を合わせて分析し、品質管理や工程管理の改善などが簡便にスピーディーに実施できるようになります。

また、膨大な取引データやWebログ、SNSデータなどから購買パターンや取引パターンの発見が容易になるなど、さまざまなビジネス活動に生かせるようになります。

そのためには、まず、企業が保持する既存データをデータウェアハウス内に集約、一元化し、どんな分析にも対応できる環境の構築が最も重要だと考えています。

弊社は経営者から現場の担当者まで、データ分析が必要なすべての人が利用できるデータ活用環境のご提案と実現に向けたお手伝いをしてまいります。

また、ワールドワイドでの豊富な実績と長年の経験をもとに「データ活用のプロ」として、お客様企業が最適な意思決定によって競争力を高められるよう邁進してまいります。

本年も日本テラデータにご支援賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。