2013年の年頭にあたりEMCジャパン 代表取締役社長 山野修氏は、以下の年頭所感を発表した。

新年あけましておめでとうございます。旧年中は、格別のご高配を賜り、厚くお礼申し上げます。

EMCジャパンの社長に就任して丸2年が経ちました。一昨年は、東日本大震災があり、昨年は、政治の分野でも大きな動きがあるなど、様々な分野で変革が起こっています。

ITの分野では、ここ数年で、エンタープライズ・モビリティの拡大やサイバー攻撃などの脅威の増加を背景に、ビッグデータ、クラウド・コンピューティング、セキュリティ対策の重要性が、ますます高まっています。さらに競争力の強化を目指す企業では、データ分析によりビジネス上の知見を深め、付加価値を生み出すために、ビッグデータやデータサイエンティストの重要性がますます叫ばれています。同時に、データサイエンティストの不足問題が浮き彫りとなっています。

2013年、EMCジャパンは、「変革:TRANSFORM IT+BUSINESS+YOURSELF」をスローガンに、「クラウドでIT」を、「ビッグデータでビジネス」を、そして「IT人材の活用」を目標に、これらが変革(Transform)できるよう、引き続きお客様を支援します。事業分野としては、「ITトランスフォーメーション」、「ビッグデータ」、「トラスト」の3つを強化します。具体的には、あらゆる階層にフラッシュを採用する「Flash Everywhere」戦略の推進や、サービス事業者へのビジネスの支援を行っていきます。また、データサイエンティスト育成プログラムなどによるビッグデータの啓発活動も引き続き行います。さらに、データセンター上のサーバー、ストレージ、ネットワーク、セキュリティを全てソフトウェアで定義する「Software Defined Data Center」の実現に向けた取り組みを積極的に進めていきます。

仮想化とクラウド・サービスの普及や、ビッグデータ分析の必要性が高まることによって、インフラストラクチャ、バックアップ・リカバリやセキュリティの全てのIT基盤においての変革が求められます。企業にとって、2013年は、より成熟したIT環境への下地をつくる年となるでしょう。EMCジャパンとしても、情報インフラのリーディング・カンパニーとして, 皆様の変革をさらに進める支援をしていく年としたいと思います。

本年も、EMCジャパンにご支援賜りますよう、何卒よろしくお願い申し上げます。