2013年の年頭にあたり、日本IBM 代表取締役社長 マーティン・イェッター氏は、以下の年頭所感を発表した。

謹んで新年のご挨拶を申しあげます。旧年中は格別のお引き立てを賜り、厚く御礼申しあげます。

私たちは今、コンピューティングの新たな時代を迎えています。テクノロジーはより身近になり、増え続ける大量のデジタル・データからの洞察、迅速な意思決定を可能にするシステムや技術が求められています。テクノロジーは、すばらしい可能性を秘めています。新年を迎え、IBMの研究開発が今後さらにどのような実を結ぶか、とても楽しみです。

当社は今後も、お客様の競争力強化に貢献する世界水準のソリューションを提供していきます。デジタル化の進んだ市場環境に即した顧客中心の商取引を支援するスマーター・コマース、データをもとにリスク最小化や的確な意志決定を支援するビジネス・アナリティクス、変化するビジネス環境への迅速、柔軟な対応を支援するクラウド・コンピューティング、東北地方の復興を含め、行政や企業が進める地域経済活性化を支援するスマーター・シティーなどに注力していきます。また、経費削減と高いパフォーマンスを両立し、クラウド展開の加速などを実現するための、魅力あるソリューションの提供に注力していきます。システム管理の複雑さを解消しIT業界に革新をもたらすPureSystems、基幹業務アプリケーション向けの効率的な稼働環境を実現するハイエンド・システムなどを提供していきます。

当社の先端技術とソリューション、そしてグローバルに統合された企業へと変革を遂げてきた自らの経験をもとに、あらゆる規模、地域のお客様の国内外市場における成長と競争力強化をご支援していきます。