2012年に話題となった、デザイナーが手がけた各施設や企業などの制服についてまとめて紹介する。
東京スカイツリーのスタッフ制服
2012年5月に開業した東京の新名所・東京スカイツリーのスタッフ用ユニフォームは、ブランド「ミナ ペルホネン」(デザイナー皆川明氏)によるもの。ユニフォームのデザインは、職種によって異なる7種類(ディレクター、誘導、インフォメーション、チケットカウンター、ショップ、清掃、駐車場誘導)が用意されており、男性と女性の両方が勤める職種に関しては、男性向けと女性向けのデザインも発表されている。同ブランドらしいテキスタイルやシルエットが採用されているので、同所を訪れる際は改めて確認してみてほしい。
JALの客室乗務員の制服
JALの制服の新デザインを、ファッションデザイナーの丸山敬太が担当した。これまで各社で異なるデザインだったJALグループ内の客室乗務員や搭載・貨物部門の制服のデザインを統一。素材・管理方法について徹底的な見直しを実施することにより、大幅なコスト削減を実現したとのこと。コスト面については、デザイン上の創意工夫という点で丸山からも提案が行われた。ちなみに、今回のリニューアルで各部門の制服デザインが一斉に変更されることとなったが、丸山がデザインを手がけたのは「客室乗務員」と「地上スタッフ」の制服となっている。
メイド喫茶「@ほぉ~むカフェ」のメイド服
JALの制服と同じく、丸山敬太が手がけたのがメイド喫茶「@ほぉ~むカフェ」のメイド服。"日本の誇るAKIHABARAとFASHIONの融合"を目指してリニューアルされたもので、丸山は衣装のポイントについて、「(僕は)着る人のハッピーなことを手助けするような服を作りたいと思っており、今回もそれを一番に考えて作っています。見た目としては、プロにしか出せないフリルの立体的なデザインや、メイドさん達がエプロンの後ろのフリルやリボンの"天使の羽"が気に入っているということも聞いていたので、そういった要素も盛りこめたことが気に入っています」と語っている。