ルネサス エレクトロニクスは12月27日、同社100%子会社であるルネサス エレクトロニクス販売(ルネサス販売)の半導体製品の再販事業および部品調達、ならびに電子部品などのコンポーネント製作事業を立花エレテックの100%子会社立花デバイスコンポーネントへ譲渡することを決議し、当該4社間で最終契約を締結したことを発表した。

現在、ルネサスグループは、収益基盤の強化に向けた国内生産拠点の再編などを進めているが、ルネサス販売についても、液晶ディスプレイを中心とした再販事業における顧客の直販比率の高まりによる売上減少への対策や、部品調達ならびに電子部品などのコンポーネント製作事業の今後の方向性などの検討が進められていた。そうした中において、半導体・デバイス製品の販売および技術商社としての事業強化策を推進していた立花エレテックと、ルネサス販売の一部事業である半導体製品の再販事業および部品調達ならびに電子部品などのコンポーネント製作事業を譲渡することで合意に至ったという。

なお、譲渡される事業には各種の権利も含まれており、2013年1月31日時点の評価額を基準にした現金による決済にて、2013年2月1日を予定日として譲渡が実施される予定だという。