東京都武蔵野市の吉祥寺バウスシアターにて、現代美術家の会田誠の創作活動を追ったドキュメンタリー映画『駄作の中にだけ俺がいる』が上映される。上映期間は2012年12月29~2013年1月4日、上映時間は11:00~/19:50~(12月31日の19:50の回は休映、1月5日以降の上映時間は未定)。鑑賞料金は一般1,500円、学生1,300円、シニア・会員1,000円。
この映画は、渡辺正悟監督が2009年夏に北京で作品を制作中の会田に密着して撮影したドキュメンタリー作品。芸術家・会田誠の生態と本音を赤裸々に映し出したものとなっているという。また、作中のナレーションは妻であり同じく現代美術家でもある岡田裕子が担当している。
会田誠は、1990年代初頭のデビュー以来、絵画、写真、立体、パフォーマンス、インスタレーション、小説、漫画といったさまざまな表現領域を駆使し、きわどく刺激の強いテーマを扱う現代美術家。近年では「横浜トリエンナーレ2001」、「シンガポールビエンナーレ2006」、「アジアアートビエンナーレ2011」といった国際的なアートの祭典に名を連ね、現在は森美術館で世界初となる大規模個展「会田誠展:天才でごめんなさい」が催されているなど、国内外で活動の場は大きく広がっている。