アドビ システムズは21日、作品の展示・共有を目的としたクリエイター向けオンラインソーシャルメディアプラットフォームを提供するBehance社を買収したと発表した。
アドビ システムズは、同社クラウドサービス「Adobe Creative Cloud」のコミュニティ機能を強化することで、世界中のクリエイター向けに究極のハブを提供するという戦略を打ち立てており、今回100万人以上の会員を擁するBehanceを買収することで、同社の取り組みを加速させる狙いだ。
Behanceでは作品展示の場を提供することに加え、「AdWeek」「ロードアイランドスクールオブデザイン(RISD)」「Smithsonian National Design Awards」といったWebサイト向けにポートフォリオの展示も行うなど、クリエイターが自らの独自のスキルを売り込む場所へと進化している。同社はこのBehanceのコミュニティ機能とポートフォリオ機能をAdobe Creative Cloudと連携させることで、メンバーによるコンテンツの制作、フィードバックの要求、作品の展示、各種デバイスへの配信を、シームレスに行えるようにする予定だとしている。