矢野経済研究所は12月19日、シニア層のIT情報端末利用に関するアンケート調査の結果を発表した。同調査は60代を中心とした男女1000名を対象に、2012年12月に行われたもの。
発表によると、シニア層の趣味は「旅行」「パソコン」「ガーデニング」「読書」などさまざまで、「パソコン」を趣味に挙げた人も59.6%いる。また、「来年チャレンジしたいこと」として、26.8%の人が「スマートフォン・タブレット端末などの最新ITツール」を挙げている。
インターネットの利用に関する質問では、9割以上の人がインターネットに利便性を感じていると回答。シニア層の多くが日常的にインターネットを使っているという結果が出ている。インターネットの利用目的は、「情報収集」「メール」「ネットショッピング」が多い。
スマートフォンや電子書籍端末などのITツールに関しては、4割強が「関心がある」と答えている。また、「今後、欲しいと思っている最新ITツール」を尋ねた質問では、「スマートフォン」「タブレット端末」が多く挙げられた。
このほか、シニア層は商品購入の判断基準として、機能やデザイン、ブランドよりも、実際の使い勝手のよさを重視するという結果も出ている。