東京メトロ銀座線・駅デザインコンペ開催事務局は、「東京メトロ銀座線 駅デザインコンペ」の事前登録を開始した。事前登録の受付期間は2013年1月23日 17:00まで。

同コンペのWebページ

同コンペは、日本最古の地下鉄である銀座線(浅草~上野間)が2017年に開業90周年を迎えることを受け、沿線の駅のリニューアル案を一般公募するもの。「伝統×先端の融合」を路線コンセプトとした上で、銀座線を「下町エリア(浅草~神田)」、「商業エリア(三越前~京橋)」、「銀座エリア(銀座)」、「ビジネスエリア(新橋~赤坂見附)」、「トレンドエリア(青山一丁目~渋谷)」といった5つのエリアコンセプトに分けてコンペを実施する。

今回のコンペ対象駅は、「下町エリア」の上野、稲荷町、神田の3駅。これらの駅すべての提案を行うことが条件で、特定の駅だけの提案は不可。「プラットホーム」、「駅の顔改札口周り」、「地上出入口」のデザインに加え、「維持、管理のしやすいデザイン提案」が課題となっている。エリアコンセプトである「下町」をデザインへ反映するなど、審査側から提示されたデザインする上で「重視すべき視点」や詳細な募集要項については同コンペのWebページで確認してほしい。

また、同コンペでは事前登録を行った後に作品提出をするフローとなっており、提出期限は2013年2月13日 17:00まで。1次審査の通過者は、2013年3月1日までに同コンペのWebページ上で発表。2次審査は応募者自身のプレゼンテーションを受けて選定し、2013年3月下旬に郵送で結果を通知する。審査委員はデザイナーの佐藤卓と照明デザイナーの松下美紀、東京地下鉄の社員らによって構成されている。最優秀賞(1点)には賞金50万円、優秀賞(2~3点)には賞金30万円、入選(数点)には賞金10万円が贈られる。

なお、他のエリアについても、順次デザインの公募を行う予定。銀座線開業90年となる2017年度までに浅草~京橋間(日本橋は2018年度中)のリニューアルを、2022年度までに全駅のリニューアルを完成させる予定としている。