クレスコとクレスコ・イー・ソリューションは19日、アマゾン ウェブ サービス(以下、AWS)上におけるSAP Business Suite稼働が認定されたことを受け、AWSを利用したクラウドビジネスへ本格参入すると発表した。サービス提供開始時期は、2013年3月から順次開始予定となっている。
今回発表した「Creage(クレアージュ) for SAP Solutions」は、クレスコが長年にわたるITインフラの構築とERPコンサルティングのノウハウを活かし、SAPユーザをはじめ、企業が抱える基幹系システムの様々な課題を解決する最適なソリューションを提供する。
AWS上で稼働するSAPの開発環境/検証環境および本番環境であるクレスコ・イー・ソリューションが協業することにより、AWS上で稼働する「SAP ERP」/「SRP CRM」/「SAP SCM」/「SAP SRM」といった各製品を対象とするシステムの構築を実現する。
AWSの特性を生かしつつ、システム監視/ジョブ運用/ウィルス対策等のシステム運用機能を備えたITインフラを順次提供する。開発環境/検証環境のAWS移行により、即効性のあるITコスト最適化が可能となり、本番環境のAWS移行により、今後のハードウェア老朽化対策としてのリプレイスから解放され、大幅なITインフラのコスト削減とIT資産のオフバランス化による財務体質強化が実現できる。
同社では、今後、過去データをSAPから投下的に利用可能な状態にリストア可能なアーカイブ機能や、基幹業務のBCPやDRを検討されている顧客向けに、導入/維持費用を低く抑えたサービスを提供する。