リコーは12月19日、工事現場などの厳しい環境に対応できる防塵・防水タイプのデジタルカメラ「G700シリーズ」(2010年9月発売)と、ソフトウエア「SK-1」を組み合わせたキットモデル「G700 簡単帳票モデルシリーズ」を発売すると発表した。価格はオープン。

「SK-1」はQRコードを使って撮影画像と関連情報をひも付け、帳票を簡単に作成することができ、工事や、フィールド調査などの報告書作成に最適なソフトウエア。本ソフトウェアは、アイティーエスが開発し、リコージャパンが販売を行う。

デジタルカメラ「G700シリーズ」

事前準備として、PCにインストールした簡単帳票ソフトウエア「SK-1」で撮影予定の対象名称や、場所、日時、その他、画像に関連する情報を入力。「SK-1」は、それらの撮影画像ごとの情報を埋め込んだQRコードを生成し、一覧表を作成。これをプリントし、それぞれのQRコードをG700に読み込ませたうえで、実際の現場を撮影することで、撮影画像に関連した情報と、実際の撮影画像が結びつけられる仕組みになっている。

QRコードを仲介した撮影関連情報と実際の画像をひも付け

また、撮影した画像をPC上の簡単帳票ソフトウエア「SK-1」に取り込むことで、画像と関連情報が自動的に帳票に表示され、さらにそれらの情報の並び替えや取捨選択を簡単に行うことができるため、工事や調査などの報告書として活用することが可能となる。

G700は、米国国防総省の規格「MIL Standard 810F」に沿った落下試験において、2mの高さからの落下衝撃に耐えるボディで、JIS/IE 防水保護等級8級の防水性能とJIS/IEC 防塵保護等級6級の防塵性能を持つ。到達距離最大10mの強力なフラッシュを搭載し、1次元/2次元バーコードの読み取りに対応。水深約5mまで2時間以内の撮影が可能。