F5ネットワークスジャパン(以下、F5)は12月19日、アマゾン ウェブ サービス(以下、AWS)のクラウド環境向けに「BIG-IP for AWS」を提供すると発表した。日本では、2013年第2四半期(4月から6月)から提供開始となる予定。
これにより、F5はBIG-IPファミリすべてのラインナップにAWS対応版を提供し、企業の大規模システムにおいて信頼性、拡張性、セキュリティ、パフォーマンスを維持しながら、AWSのクラウド環境にデータセンタやアプリケーションを拡張したいという課題に対応する。
本製品は、トラフィック管理、広域サーバ負荷分散、ウェブ・アプリケーション・ファイアウォール、ウェブ・アプリケーションの高速化、その他の高度なアプリケーション配信機能を仮想アプライアンス(仮想版:Virtual Edition)として提供。AWSへの対応に加え、vSphere、Hyper-V、Xen、KVMといった仮想化/クラウド環境もサポートする。
同社では、商用版およびラボ版のBIG-IP for AWSによって、IT担当者は検証/開発の段階から、必要不可欠なビジネスアプリケーションを運用させる稼働段階へとスムーズに移行できるとしている。
「BIG-IP for AWS」ソリューションは、販売開始当初はAWSの「bring your own license」(BYOL)モデルで提供する予定で、これは、ユーザがF5から永続ライセンスを購入し、そのライセンスをAWS環境で稼働するインスタンスに適用する。