フォティーンフォティ技術研究所(FFRI)は12月19日、マルウェア自動解析ツール「FFR yarai analyzer」(yarai analyzer)の新版(Ver.1.2)を同日より発売すると発表した。
「yarai analyzer」は、標的型攻撃対策「FFR yarai」のヒューリスティックエンジンを搭載したマルウェア自動解析ツールで、マルウェアと疑わしきファイルを任意のフォルダに置くことで自動的に解析が実行され、解析結果レポートが出力される。パターンマッチング方式ではないため、未知のマルウェアにも有効といった特徴がある。
今回のバージョンアップでは、新たに「簡易判定機能」を追加。マルウェア判定のみを行うか、詳細な解析レポートを出力するかを切り替えられるようになった。
価格は、「FFR yarai」が1ライセンスあたり9,000円から(最小ロット5ライセンス)、「yarai analyzer」が1ライセンスあたり300万円(次年度以降保守料ライセンス価格の20%)となっている。
同社は併せて、2013年3月29日まで「マルウェア解析推進キャンペーン」を実施することも発表。同キャンペーンは、標的型攻撃対策セミナー(およそ2時間/20名迄の受講が可能)とマルウェア解析トレーニング (およそ5時間/5名迄の受講が可能)が無償受講権を提供するというもので、FFR yarai(50ライセンス以上)及びyarai analyzer(1ライセンス以上)を同時に購入した企業、先着8社が対象となる。