富士通は12月18日、同一モデルの長期提供と最長10年間の保守が可能なロングライフサーバ「ESPRIMO N5280FA」2モデルの発売を、同日より開始すると発表した。

同製品は、Embedded CPUやEmbedded OSを採用しており、計測装置や各種検査装置など産業機器への組込み用途や、河川・ダム監視やITS(交通管制)などのシステム用途に、同一モデルの製品の長期提供を実現する。

「ESPRIMO N5280FA」の対象マーケット

特徴として、CPUに「第2世代 インテルCore i3 プロセッサー」を搭載し、OSは「Windows Server 2008 for Embedded System Standard(32bit)」がプレインストールされている。

24時間連続稼動仕様の2.5インチハードディスクを採用しているほか、ハードディスクの動作環境改善を図り、通常のハードディスクに比べて2.2倍の長寿命化を実現しているという。

メインメモリには「DDR3 SDRAM(PC3-10600/ECC)」を、電源にはアルミ電解コンデンサと冷却ファンに長寿命部品を採用した専用電源が搭載されている。

価格は、「ESPRIMO N5280FA 標準保守(5年間)モデル」が74万8,000円(税別)、「ESPRIMO N5280FA 長期保守(10年間)モデル」が98万円(税別)で、出荷時期はどちらも12月中旬からとなっている。