NECは12月18日、国際刑事警察機構(インターポール)と、グローバルなサイバーセキュリティ分野において提携したことを発表した。インターポールは、国際的な犯罪の防止を目的に世界各国の警察が1956年に結成した組織で、現在190ヵ国が加盟している。
インターポールのSecretary GeneralであるRonald K. Noble氏(右)とNEC代表取締役 執行役員社長の遠藤信博氏(左) |
インターポールは2014年に、サイバー犯罪に関する研究開発やトレーニング、捜査支援活動を行う施設をシンガポールに設立する予定になっている。NECは今回、同施設内に設置される「インターポール・デジタル犯罪捜査支援センター」に対し、サイバーセキュリティの捜査手法開発やトレーニングのためのシステムと要員を提供する。
デジタル犯罪捜査支援センターへの支援は、NECのサイバーセキュリティソリューションパートナーであるサイバーディフェンス研究所、ラック、フォティーンフォティ技術研究所とともに行われ、金額に換算すると約760万ユーロに相当するという。なお、今回の提携期間は3年間となっている。